「夢」という言葉は、人それぞれ捉え方が様々だと思います。ワクワクする人もいれば、夢物語のように現実とは少しかけ離れて聞こえる方もいるかもしれません。

「夢」という言葉はキラキラして聞こえがちですが、叶えるまでの道のりには想像もつかないほどの新しい挑戦が待ち受けています。悔しくてどうしようもないこともあるけれど、

「本場アメリカのDisney Worldのキャストになりたい」ーこの夢を叶えるまでの道のりは想像をはるかに超えるものでした。もちろん英語力は最低限必要とされるもの。Disneyではゲストとのコミュニケーションが最も大切にされます。ゲストとの会話の中で、「何年経ってもゲストの心の中で何度も思い出されるような特別な瞬間を創り出すこと」が私たちキャストのミッションです。この夢に出会った時、私は大学3年生。私が何よりも先に取り組まなければならなかったことは語学力の向上でした。当時の私の英語力は、日常会話は少し話せるけれど、仕事に使えるほどのレベルでは到底ありませんでした。実は、私は教育学部に在籍していため、教員採用試験の勉強をしていました。心のどこかで違和感を感じながら勉強を続けていましたが、同時に海外で語学を身につける方法を模索していました。私立の大学に進学したため、両親にこれ以上の援助を求めることはできないとの思いから、海外で働きながら語学を身につける方法を模索していた頃、奇跡のようにDisneyのお仕事と出会ったのです。

これは私の人生で一番大きな挑戦となりました。英会話スクールは高すぎたため、自分で英会話力を身につけると決め、試行錯誤の日々が始まりました。シャドーウィングを毎日30分、外を歩いている時は目に入る文字を瞬時に英作する訓練、帰宅したら独り言は英語、NHKのイブニングニュースは英語の吹き替えで聴くなど、日本にいながらできる限り英語に触れる時間を作りました。

心折れそうになる時もたくさんありました。でも必ず渡米するんだ、本物の英語力を身につけるんだという強い信念を持って取り組み続けた結果、全ての試験と面接を乗り越えて、大学卒業と同時に渡米する目標を叶えることができました。

私が道中で学んだことは、夢を叶えるには強い信念が必要だということ。上手くいくことよりも、そうでないことの方が多い。心折れそうになった時に唯一支えてくれるのは、なぜそこへ行きたいのかという強い思い。そして自分が選んだ道への信念の両方が必要です。

もう一つ夢を追う過程で大切なことは、夢への長い道のりを受け入れること。どんな障害があろうとも、他の人の進んでいる道が良く見えようと、自分は上手くいくって信じる心。自分の考え方次第で何だってできるということも忘れてはダメ。心から信じること。

そうすれば、途中で何が起きてもきっと夢は叶えられる。

自分を信じる心と選んだ道への強い気持ちがあれば、どこへでも行くことができる。

2024年、夢に向かって行動し始めよう。その夢はあなたのところにやってきたあなたにしか叶えられない夢です。ワクワクする方向には必ず何かが待っています。

今年は私の経験を皆さんとシェアできたらいいなと思っています。私の経験が一人でも多くの方の前に進む力になれたら嬉しいです。